「やまのうた」 ノダフルタ作詞作曲

 

鬼が住みつく里山の 裏から出てきた夕焼け

歌を歌ってあげたいな 金縛りにかかった君が 明日手紙を書けるように

 

不良少女は夢見てる 家を早く出てゆきたい

歌を歌ってあげたいな 金縛りにかかった私のため 私自身のために

 

帰らぬ日々を待ち続け 痩せ細った乞食の群れ

山に隠れて鬼になる 落とし穴を作って僕を誘う あんたもここに来いと

 

昔拾った手鏡の 中から出て来ない君を

君を誘ってあげたいな 叩き割った破片を食い尽くした 私自身のために

 

腹を空かせた里山の 裏から出てきた朝焼け

歌を歌ってあげたいな 金縛りにかかった君が 明日手紙を書けるように

 

手紙を書けるように 手紙を書けるように

  

 

 

   「海の記憶」 ナカムラシンヤ作詞作曲

 

ひとたび生まれ落ちて 二度死ぬ鳥の羽を

遠い空の彼方に 探してはみたけれど

 

帰らぬ想いだけが 潮風に追い越され

ひらひらと舞いながら 運ばれていっただけ

 

ついばむウミネコたち せわしいその鳴き声

僕はずっと昔から 知っていたはずなのに

 

今でも悔やんでいるよ 聞き取れなかったことを

防波堤の向こうから 君はなんて叫んだの

 

ついばむウミネコたち せわしいその鳴き声

僕はずっと昔から 知っていたはずなのに

 

今でも悔やんでいるよ 聞き取れなかったことを

防波堤の向こうから 君はなんて叫んだの

 

防波堤の向こうから 君はなんて叫んだ

  

 

 

   「誘蛾灯」 ナカムラシンヤ作詞作曲

 

夜の電車のくもった窓から 浮かび上がる誘蛾灯

それはハイウェイ照らしてゆく 遥かな炎できっと

集めた車の群れを燃やすと たちのぼる煙の中

翼広げて色のない 空に消えて行くのさ

 

僕の腕にもたれたまま 時計だけ見てる君の

横顔がかすんでいつか 近づいてくるサヨナラのステーション

 

闇と闇をつなぐライトが すべってく線路の上

置き忘れたままの冷たい 幻をはねとばして

予定通りの毎日を 大きな地震がいつか

変えてしまうかもしれないと ぼんやり夢みてるのさ

 

デッキにたたずむ二人を 「ひかり」が追い越してゆく

すべりこむとそこはいつも みなれたサヨナラのステーション

 

夜の電車のくもった窓から 浮かび上がる誘蛾灯

  

 

 

   「カモメは丘の上」 亀山純輝作詞作曲

 

古い電車も新しい電車も 古いレールの上を走る

車体が揺れて見下ろしたのは ちょうど陸の切れ間だった

 

思い出せる悲しいことは 思い出せるすべてに君がいた

 

カモメは丘の上をかすめて 僕から言葉をうばっていった

友達に自慢したんだ 言葉を持たないのに

 

愛の伝え方がわからなくて 言葉でしか伝えられなかった

言葉にするのが役目でしょ 母のように頭をなでる

 

もう帰りたいよ出来れば君と 好きな歌を歌いながら

道の先を閉ざすような 丘の上から見下ろす街

 

何が正解だったか わからないから逆を選ぶ

 

カモメは丘の上をかすめて 僕から言葉をうばっていった

友達に自慢したんだ 言葉を持たないのに

 

生きてさえいればまた出逢えるね なんて気休めの言葉を

僕が本気で信じたら ダメになりそうだった

 

カモメは丘の上をかすめて 僕から言葉をうばっていった

友達に自慢したんだ 友達もいないのに

 

僕の幸せと君の幸せの 間を飛んで行き来する鳥

肩を寄せ合えば二人にとまる 離れてもどっちかにとまる

 

またもう一度君に逢いたくて 丘の上まで登ってみたけど

唇だけ濡らして去って行った 君を好きでいて毎日が楽しかった

 

僕の幸せが君の不幸せ 

  

 

 

   「飛行機のうた」 ノダフルタ作詞作曲

 

力ずくで手にしたもの 望んでいた暮らしの

フリをした フリだけをした あざやかな日々だ

 

あの娘とぼく離ればなれ それだってもうすぐになれた

夢にだって 出てこなくなったよ もう会わないだろうな

 

たとえばエレキギターで 立ち向かった若いぼくら

戦闘機に 撃ち落とされた 姿に似ている

 

夜の帳耳を澄ます 空から降る星の声に

涙が あふれる前の 君のささやきだ

 

飛行機を空に放て 左の方回帰線の

どこかで 出会うものへ 姿を変えるよ

 

どこかで 出会うものへ 姿を変えるよ

  

 

 

           「初めてあの子と話せた頃には」 ノダフルタ作詞作曲

 

雨にも 負けたし 風にも 負けたし

このコードと このメロディが 好きなのに refusing me

 

初めて あの子と 話せた 頃には

もうすでに バカみたいに 賢くなって refusing me

 

坂道 歩道橋 プラタナス 始発列車

冬支度 僕と君 思い出など ありえずに

 

歩いて 歩いて ありがちな 現代の

ぼんやりした この僕の 生きることの 苦しみ

 

歩いて 歩いて 不幸せで 貧乏で

現実的な この僕の 生きることの 苦しみ

 

好きだった あの歌 いつでも どこでも

何度でも 聴きながら 飽きてきて refusing me

 

赤とんぼ 急カーブ 初恋 飛行機雲

エピソード 僕と君 ひとつだって ありえずに

 

公園 日時計 海の匂い ヘッドライト

エピローグ 僕と君 すべてに すがりつく

 

初めて あの子と 話せた 頃には

もうすでに バカみたいに 賢くなって refusing me

 

このコードと このメロディが 好きなのに refusing me

 

 

 

    「海を見に行きたい」 ノダフルタ作詞作曲

 

流れ星を探した ことなんて一度でも

あったか知らないけど 意味がないと思う

 

無駄にスカイブルーの 天気が落ちている

君も葉っぱになって 何となく落ちてくる

 

橋の上で動けなくて みじめなシンデレラ

夢の中の話なんだから 早く顔を見せてくれ

 

もしも君と二人で どこか行くなら 海を見に行きたい 君と海を見に行きたい

何を持って行こうか 一晩悩んで 眠れないで朝が来て 僕は仕事に行く

 

遠くの石油タンカー アンドリューの望遠鏡で

覗いても見えなかったよ 僕の家からじゃ

 

もしも君と二人で どこか行くなら 海を見に行きたい 君と海を見に行きたい

それで波の音が優しかったら 寝不足で君に寄りかかって きっと眠ってしまうだろう

 

今日はスカイブルーの 天気が落ちている

 

 

 

    「良い日」 亀山純輝作詞作曲

 

ずっと天気気になってる 外に出るのやめたから

君の靴を隠した後 抱きかかえて歩く夢を見た

 

今日は良い日だ 悲しむ君も好きだ 馬鹿 馬鹿なやつ

寄り添う様な歌はもういらないよ もし一人でも

 

聞いた事無い駅で降りた 僕は君の何だった

悩む事は傷付くから 意味も無く楽しい事をしよう

 

忘れちゃったよ どうして君と出会うために生きたのか

なんかドラマがあれば良かったと思う? 思う 思わない

 

今日は良い日だ 疑う事すら無い 無い  何も無い

 

今日は良い日だ 何も良い事が無い 無い  何も無い

 

無い 無い 何も無い 無い 無い 何も無い

 

今日は良い日だ 何も良い事が無い 無い  無い

 

無い事は仕方ない

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